狭いコミュニティの人間関係

日本から近いのもあって、韓国に住んでいる日本人は想像してたよりずっと多い。
それぞれ留学、就職、駐在、結婚などの事情で来ているけど、それぞれにコミュニティがあって、それを越えての日本人同士の交流は少ないと思う。
趣味のサークルや県人会などのコミュニティはあるのはあるけど。

人間、親しくなるのは近い立場の人同士。
やっぱり年齢や経済観念、価値観が違う人とは友人になりにくい。
やっぱり私の知人は韓国人と結婚した日本人ばかり。

以前、同じように韓国人の夫を持つAちゃんに呼び出されたことがあって。

そのAちゃんが連れて来た、それまでにも数回会った事のあるBちゃん。
Bちゃんは東京生まれで東京育ちの大卒で、日本ではバリバリ働いていたみたい。

そのBちゃんが私と話をしたいからと、友人Aちゃんを通して誘われた私。
そのBちゃんが話したかった事とは、共通の知人であるCさんに対しての不満だった。
ずっとCさんへの不満を聞かされた挙句、自身の韓国人義家族に対しての愚痴が始まった。
そのBちゃんの価値観は、東京人＞関西人＞韓国人のようで、そんな偏見の話がずっと続いた。

当然、韓国人の中にもマナーが良くて穏やかな人はいるし、関西人にも物静かで配慮できる人も多いのに。
Bちゃんの話によると東京の人が一番まともという理論だったけど、たぶん東京の中でも場所によって上下を付けていると感じた。
挙句の果てに、同じように韓国在住の知人Dさんの住まいが”子供も居るのにあんな家”だと、非難し始めた（呆）
経済的にそこにしか住めないかもしれないのに、人様の住居をそんな風に非難って・・
韓国人同士では不動産差別が酷いけど、韓国に住んでると日本人も段々そんな風になって来る。
私も気を付けないと。。

Bちゃんは韓国人の義両親が傍に住んでいて鬱陶しいらしい。
その鬱陶しさは想像するけど、愚痴られる方はたまったもんじゃない（笑）
Bちゃんは韓国生活での鬱憤をそういう悪口で解消している感じがした。
一見人当たりが良く見えるBちゃんになぜ友達が少ないのか分かった気がした。

Bちゃんの話したかった内容を事前に知っていたのに、こういう話が嫌いな私を誘ったAちゃんにもちょっと腹が立った。

Aちゃんは他人に嫌われるのが嫌でノーと言えないタイプなんだとその時分かった。
義両親の同居で辛いのは分かるけど、辛いのはノーと言えないAちゃん自身の性格にも原因があると思った。

AちゃんとBちゃんは義両親の愚痴を言い合って話が合うんだろう。
いくら嫌いな義母だったとしても、夫の母親を”クソババア”と言う人たちとはちょっと付き合えない・・
だから2人の連絡先、すぐ消しちゃいました。
Bちゃんは私の悪口言ってるかもな（笑）